STORIES traveling Central Asia

ブログタイトル変えました。旧名『シルクロード絵描き旅』。

熱い砂漠と冷たい星。

 

 

リアルタイムで書いていた旅記事の3つ目です。

 

このブログを立ち上げる前、別なブログにほんの少し、旅の記事を書いていました。今そのページは私自身すっかり忘れていましたが、さっき思い出して開いてみました。

すると2015年、半年間の中央アジア旅の序盤だけ、旅と並行してリアルタイムに記事を書こうと頑張っていたようです。その痕跡がありました。

まあ、たった3記事だけでしたが…。(笑)

 

今改めて読んでみると、まーあなんとも初々しい文章なんですが、それよりもリアルタイムならではの高揚感というか臨場感があるので、せっかくだしここに公開します。

 

 

 

 

7月15日、アイダルクル湖に行きユルタに泊まってきました。

 

 

 

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ブハラから200キロ北東に行った所にあるアイダルクル湖は、地球の歩き方には地図に小さく記されているだけです。
ユルタは中央アジアの伝統的なテントで、モンゴルのゲルに似ています。

 

 


私はブハラの次にはヒヴァへ向かう予定でいました。
しかしブハラで会ったフランス人のクレハに誘われ、スイス人アノックとイスランと一緒に行くことになりました。

 

 


アイダルクルは砂漠地帯の中にあります。昼過ぎ、私たちはユルタのある施設に到着しました。
目を開けていられないほどの熱風と日差しです。あまりの日差しに視界が真っ白です。
ユルタや施設にある小屋の中は日影ですが、それでもまだ暑いです。

 

 


私は湖で泳ぐ以外のほとんどの間、暑さに負けていました。

 

 

タクシードライバーとユルタのスタッフが手取り足取り教えてくれた、ウズベクのトランプゲーム。私は途中で眠くなりました。
翌朝、朝日を見たりラクダに乗るため他3人は早起きしましたが私は出来ませんでした。
食欲も当然ありません。

 

 

 


私以外の三人は19歳。私が19歳だったとしてもやっぱり彼女達ほど元気でいられないでしょう。

 

 

 

 

 


とても過酷な一泊二日でしたが、夜中、丘の上で眺めた星は、とてもとても綺麗でした。

 

 

 

 

砂埃で少しぼんやりしてはいましたが、一面にビーズをばらまいたような空でした。
空の真ん中を天の川が走っています。

 

 


周囲には彼女達の少しのフランス語と、草と風の音が響くだけです。
夜の砂漠は昼間よりだいぶ涼しくなりました。

 

 


眺めているうちに、焦点がどんどん細かくなって、星の一粒一粒、その間の黒い隙間までがはっきりしてきます。
砂粒の集まりのようなその星々を眺めていると、頭の中に音楽のような何かが聴こえていうような気がしてきます。

 

 

星々が描く模様から音を連想している事に気が付きます。
その音のような何かは、吹雪のような冷たさを持っていて、私もつられてお腹の底が凍えるような心地がしました。

 

 


幾つかの流れ星が消えて行きました。

 

星はウズベク語でユルドゥスというそうです。

 

 

 

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 …2015年7月15日、ウズベキスタン、アイダルクル湖にて。

 

 

 

 
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