シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

9/8 原っぱでピクニックの妄想

 

 

 

 

 

 

 

 

ホブドからバヤン₌ウルギーに移動する日、乗り合いバンの出発まで数時間あったのでホブドの郊外にを散歩することにしました。

 

 

 

 

 

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 来た道を振り返ってみると

 

 

ホテルのある市街中心部からたったの15分歩くと…、今来た道は突き当りになり、住宅もまばらになります。

 

 

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町の外側にはゲルが固まって建っており、周囲を山々が囲む原っぱがどーんと開けています。

 

 

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『どこまで行くの?』

 

『あっちの山の方向に、行けるだけ行ってみるよ。』…となんともアバウトな答えになるのが清々しいです。

 

 

 

 

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彼らの歩く先には山しか見えません。

 

 

 

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出ました、粉々のウオッカの瓶です。

中央アジアと一緒で、見晴らしのいい場所にはたくさん落ちています。

 

 

 

 

 

 

 

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町の外はすぐ見渡す限り美しい風景でした。

この辺りは近郊に流れる川のお陰で湿地となっており、気持ちのいい緑で覆われています。さらに地面はぼこぼこ、こぶのような盛り上がりがあってこぶからこぶを跳ぶように渡り歩きました。

何キロ先までこの原っぱが続いているかは分からないけど、遠くの地平は固そうな土色でした。

ここは放牧地でもあり、動物たちが穏やかに草を食んでいます。

 

 

 

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小さなたんぽぽのような黄色い花が原っぱを彩っています。

 

 

 

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沢の水は冷たい。遠く豆粒ほどの大きさの男の子が水をすくって飲むのが見えました。

 

 

 

 

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水辺で動物たちが憩う姿を眺めながら、

ホブドの町中の小さくカラフルな建物やゲル、昨日出会った肉屋のおばちゃん、様々な映像が浮かびました。

原っぱの澄んだ空気、冷たい風に温かい日差し、昨日見た人々の生活風景が交じり合い、童話のような世界観となって頭のなかで膨らんでいきました。

 

 

 

小さい頃から私は絵本が大好きでした。

特に自然で暮らす動物キャラクターの物語が好きです。

水辺を歩きながら、絵本『がまくんとかえるくん』シリーズのとある話が

ふっと出てきました。

 

がまくんとかえるくん。

アーノルドローベル原作、二匹の親友カエル“がまくん”と“かえるくん”の、くすっと笑えるほのぼのした日常の物語です。

1970年の出版から世界中で訳されており、『おてがみ』は私の小学校の教科書にも使われていました。

 

作者の生まれ育った環境は、きっと草原や森林を身近に感じられたのではないでしょうか。太陽や雨風、土や樹や草、住まう生き物と遊び戯れる…、物語はそんな日々から生まれたのではないでしょうか。

自分の記憶とも重ねながら、『原っぱ』『森』『川』に交じって遊べる事の豊かさを思います。私も幼少期は田舎の割と自然が近い環境に住んでいましたが、それでも絵本にはもっと魅力的な美しい世界観- 切り株の家や、人間の主人公が動物と話せたりするなど…があって、いつも憧れていました。

 

 

散歩しながら、池の真ん中の小島でがまくんとかえるくんが手づくりサンドイッチを食べるシーンが思い出され、途端にピクニックがしたくなりました。

こんな所で食べるサンドイッチは格別に違いありません!

 

 

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パンを買い、ジャム、缶詰めのパテ、ハム、フレッシュなバターやチーズ(遊牧の国モンゴル名産!)、トマト等少しの野菜を持って、ポットにチャイかコーヒーを詰めて、

この原っぱの上でそれをぜーんぶ広げてですね、好きな具を挟んで食べる…なんて楽しそうじゃないですか。

 

妄想中、チャイを押しのけビールが登場してしまい、一瞬にして主役のサンドイッチまで霞んでしまいましたが、今私は絵本の世界にいるんだからとビールは外へ追いやりました。呑むのはピクニックの次にしましょう。

 

 

 

移動した先のバヤン=ウルギーで趣味の合う旅人を見つけて、

ぜひともこのピクニックを実現させたいです。

(ここホブドではバックパッカーとは出会いませんでした。)

 

 

 

 

 

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ただし原っぱの現実はこれです。これがあちこちに落ちていますのでレジャーシートは必須ですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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時間となったので再び町に戻って来ました。

 

 

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広大なゴビ砂漠アルタイ山脈の『タヴァン=ボグド国立公園』でのトレッキングツアーの組めるモンゴルですが、装備万全で数日かけて行くようなアウトドアレジャーばかり。

インドアな私にはどうやら郊外への散歩とピクニックで充分満足しそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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