シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

9/7 肉屋のおばちゃん大わらい (モンゴル西部 ホブド)

 

 

 

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907130845j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907140507j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907123248j:plain

 

 

 

 

 

 

 

迷路のようなザハ(市場)を散策中、私はいつの間にか食品売り場に入り込んでいました。

 

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907140614j:plain

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907140631j:plain

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907140706j:plain

 

 

 

 

テントや小屋がひしめき合っていた雑貨のエリアを抜けると、そこは閑散としておりました。

ここに張られたテントは米や小麦粉など主食を扱う店でした。

何故ここだけこんなに寂しいのかはわかりませんが、空を覆うものが無い事で初めて目に付いた青空、その空を背景にテントの後ろに見えるレンガ壁の家が映えていました。

私は無意識にそのレンガ壁の一つに吸い寄せられ、ドアをくぐります。すると…

 

 

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907141026j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907141150j:plain

 

 

 

 

がらんとした室内にテーブルがこちらを向いてコの字型に並び、

塊肉が無造作に置かれ、その上に集まる蝿を手製の蝿除けではらうオバチャン達が。

 

一瞬にして肉とおばちゃん、血の匂いに囲まれた私は、ちょっと緊張しながら彼らに近づきます。

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907141140j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907141311j:plain

 

骨付きの大きな肉を見つめていると、すかさずそれを売るおばちゃんが電卓を叩いて見せます。

 

いえ見ているだけです、と手のひらを横に振るも隣のおばちゃんにお呼びがかかる。

そっちを向くと今度は反対横のおばちゃんからお呼びがかかる。

 

ウチで買いな、ウチで買いな、…。

 

場は一瞬にして騒がしくなりました。

 

 

 

 

 

 

見てるだけですってば、と私はカメラのシャッターを切るだけです。

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907141351j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907141719j:plain

 

肉挽き器。こんなの初めて見ました。

私が知るものよりもずっと粒が粗い挽肉です。

 

夢中で彼らの様子を眺めていると、足元に何か大きなものを感じ、

下を見てひるみました。

 

 

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907141404j:plain

 

 

 

『きゃあ!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

と本気で驚いた私をおばちゃん達は一斉に笑います。

 

 

 

 

驚いたものの、これまで色々な市場で見てきた“動物の頭” です、

日本ではあり得ませんがアジアの市場では割とよくある光景、頭がここそこにゴロゴロしている。

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170907141647j:plain

f:id:meguroryokoworks:20170907141508j:plain

 

 

 

至近距離で見るのは久しぶり、とシャッターを切る私。

一番印象的なのは彼らの開いたままの目でした。

 

 

『生きている目と死んでいる目はどのように違うか。』

という漠然とした事を考えていました。

 

 

すっかりご無沙汰となっておりますが、元々は絵描きの私。いつか生き物の生と死をテーマにした作品を造ってみたいなと思っており、この旅でも生と死を強く意識して観察していたのです。

絵の構成はまだ全く未定で、具象か抽象にするかも決まっていません。

生きているものと死んでいるものを描き分けられるようになりたくて、その違いを視覚だけでなく体感、実感として自分に沁み込ませたく、色々な“現場”を見て周っていました。

旅先の肉の市場もよく訪れていたものです。

 

 

 

 

そうしておっかなびっくり、動物の頭を観て撮影していると…。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも特にお茶目なおばちゃんが羊の頭を持って私に近づき、それをこっちに振りかざしてきました!

 

 

 

 

『きゃあ!!!!』

 

 

 

 

突然の事で私はまた本気でびっくりしてしまいました。

 

 

 

 

陽気なおばちゃん達は大笑い。

 

 

 

 

 

笑うおばちゃんはなおも頭を持って私を追いかけます!

 

私は半分笑い半分ひるみながら逃げます。

 

遊びでやっているのは重々分かっているのですが、

驚いたり逃げたりを可愛く手加減する事の出来ない私は、

絵に描いたような

 

『きゃあ!!』を繰り返します。

 

 

 

 

 

おばちゃん達は大笑いでした。

 

 

 

 

 

最後に、

とても短いですがその時の動画です。

動画を撮るなんて…怖がってるんだか余裕なんだかわかりませんね、当時の私。

 

 


肉屋のおばちゃん大笑い その1

 


肉屋のおばちゃん大笑い その2

 

 

 

 

同じく肉屋といえばこの記事も、

お茶目でくだらない内容となっております。↓

 

unhuman.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

@ryokomeguro 写真・画像および記事の転載はご遠慮ください。