シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

9/1 パミールユースホステルで帰路を考える(新疆 カシュガル)

 

 

9/1

 

 

昨夜カシュガルに着いたばかりですが、私と孫さんはウルムチへの帰路の事を考えていました。

(ブログではカシュガルの記事が長いので随分長く滞在しているように錯覚しますが、この時まだ『昨日の夜8時にカシュガルに着いたばかりで今日は15時をまわったところ』、カシュガルに着いて24時間も経っていません。 )

 

行きに乗った寝台バスはやはり彼には過酷だったようです、帰りは寝台列車をと考えていた孫さん…。

 

しかしネットで検索したところ、列車の寝台は明日から当分の間、売り切れだったのです。

 

 

 

 

 

 

 

いつウルムチに戻れるか、その移動手段さえも白紙。

さらに孫さんは宿で出会った旅人にタシュクルガンに一緒に行こうと誘われたそうです。

 

…いつどこに行ってどうやって戻ろうか、自由過ぎても困るものです。

 

 

 

このときエイティガール広場に来ていた私達。すぐ向かいにあるパミールユースホステルに行ってWiFiを借りようという事になりました。

パミールユースホステルは4、2年前と二度泊まっている、私の大好きな宿です。

 

 

unhuman.hatenablog.com

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901184105j:plain

 

 

 

 パミールユースホステルは前回泊まった時とは雰囲気が違っていました。

内装はまったく同じなのですが、ここは2年ごとにスタッフが入れ替わります。宿は運営者が変わると印象ががらりと変わります。

前回のスタッフは掃除が割とおおざっぱで、テラスの日除けも結構古いままだったりしたのですが、今回はかなり管理が行き届いていてテラスのテーブルも増え、より居心地が良さそうでした。

 

 

f:id:meguroryokoworks:20150909181249j:plain

2015年当時

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901180537j:plain

今回

 

 

 

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901175806j:plain

この夏オープンした『Pamir Bar』。

 

 

f:id:meguroryokoworks:20150909223314j:plain

2015年。写真手前はテラスで奥のドアがバースペース(当時お湯を沸かすしか出来ませんでした)。

 


何よりも前回まで閉鎖していたバースペースが、『Pamir Bar』として生まれ変わっていました。

ここは一か月前にオープンしたばかりで、英語の堪能な女性オーナーが経営されています。

メニューはアルコールはもちろんフルーツジュース、フラッペ系も充実していました。

シーシャ(水煙草)もありますよ。

 

 

オールドタウンユースホステルにもパミールバーのチラシが貼ってありました。

バースペースはホステルの中にあるけれど、宿泊していない人も利用できるって良いですよね。

宿側としては外部の人が昼夜問わず出入りするのって結構厄介だったりするんですが、中国はそういうのにはすごく寛容なんですよね。無賃でテラスに泊まっても空きベッドで勝手に寝ても誰も分からないでしょうね…(やっちゃだめですよ)

割と好きです、そういうユルさ。その分セキュリティもユルユルなんですが、ここで何かあってもすべて自己責任です。

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901180756j:plain

オーダーしたのはアメリカン。16元

 

 

テラスでくつろいだり、集う旅人と話したり。

 

 

ここに来ていま一度列車の空席を調べてみましたが、やはり最短で9/6まで寝台はありません。

 

今日は9/1。孫さんは私とここで別れタシュクルガンに行くか否か・どうやって帰るかで悩んでおりました。しかも9/6の列車まで待つと今後の予定が変わってしまう…、考えに詰まってしまいました。

 

するとマイカーで旅しているグループに出会いました。

彼らはこれから北新疆に向かうそうです、北新疆は私も既にカナス等を訪れていましたが、彼らはもっと細かくたっぷり2週間かけて周遊するつもりなんだそうです。羨ましい…!

彼らのこれまでの道程も素敵で、タクラマカン砂漠を縦断したりと自然の美しいエリアをゆっくり旅していました。

 

 

彼らは私達に、一緒に乗ってってもいいよと言ってくれました。願ってもない事です。なんとありがたい。

彼らの提案はこうです。9/4にカシュガルを発ち私はクチャで降りて後は自力でウルムチへ、孫さんは2週間彼らと北新疆を旅する。

 

f:id:meguroryokoworks:20170901185155j:plain

 新疆ウイグル自治区の地図

 

 

 

 

 

孫さんの選択肢はまた増えてしまいました。 

 

①一泊二日でタシュクルガンへ行き、その後ウルムチに帰る。→帰りの交通手段は寝台バスになるだろう、でもタシュクルガンは魅力的。

②マイカー組と一緒に北新疆を2週間旅する。→興味深いが敦煌~西寧~実家はキャンセル。

寝台列車が空いていれば早く戻って敦煌、西寧、~実家に戻る。→当初の予定通り。

 

 

私はとてもシンプルです。

自分だけ寝台バスでもいいから5日にはウルムチに着くようにしたい、孫さんが②で行くなら私もクチャまで乗せてもらう。

私にとってはマイカーなんてもはや至れり尽くせりです、帰れればなんだっていいと思っていましたから。

 

孫さんはマイカー組に興味を示しながら尚も悩んでいました。彼らと旅したら孫さんは西寧で友人と会ったり実家への帰省予定を全部キャンセル・変更せねばなりません。

 

 

 

 

 

孫さんはこう考えました。 

『列車駅まで行って空席情報を直接聞いてみよう、ネット上では売り切れでも売り場窓口はまだある可能性がある。予定はその後決めよう。』

 

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901202704j:plain

 

 

f:id:meguroryokoworks:20170901202744j:plain

 タクシーで郊外の列車駅へ向かう。

 

 

 

“ネット上では売り切れでも売り場窓口はまだある可能性がある”

 

 

見事に彼の言う通りでした。

 明日9/2の17時34分発のウルムチ行の寝台が空いていました。

それ以降のは長い間売り切れでした。

 

しかも窓口の営業終了の直前にチケットを買えた私達。

ギリギリ大逆転、運良すぎです。

孫さんの予定はあっさり③に決まりました。

ウルムチまで、あと少しお世話になります。

 

カシュガルは短い滞在となりましたがちゃんと犠牲祭を観られた事だし、最終的には残り僅かの列車寝台も確保できたし、十分満足です。

ハードなスケジュールもこなせスムーズに事が進んだのはみんな孫さんのお陰です。

そもそも一人では思い付きのみで遥々カシュガルになど来なかったでしょう。

 

 

 

 

列車のインターネット予約はダブルブッキングにならないよう、

あらかじめ一定数席を残して売り切れにするみたいですね。

覚えておこうっと。

 

 

 

 

 

 

 

@ryokomeguro 写真・画像および記事の転載はご遠慮ください。