シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

8/25 カナス湖へ。一難去ってまた一難 その2

 

 

前回の続き。

 

 

 

 

私と男性は自然公園への入場チケットを買い、そこから更に送迎バスに乗りました。

ユースホステルはカナス湖自然公園内にあるようです。

 

にしてもチケットが185元、送迎バス代が100元です。

入場に4500円以上とは…中国の観光地は本当に恐ろしいです。

 

バスで移動している間に、あたりは徐々に暗くなっていきました。

時間は夜8時ごろでしょうか…。

 

 

 

 

 

 

***

 

 

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ここでまた私は自身の甘さをかみしめる事になりました。

他人にすべて委ねてしまった事を後悔しました。

 

 

 

 

バスターミナルに到着し彼が電話してくれたところ、ユースホステルは3軒とも満室だったのです。

 

私のスマホは中国ではネット環境がなければ使えません。

彼は知人の経営しているホテルに電話してくれました。

 

 

 

陽気な彼の話し方はこんな感じです。

あああああ~わかったわかったわかったわかった!ありがとありがと謝謝謝謝~ああああ~謝~謝謝謝謝謝謝謝!!

 

シェシェ何回言うねん。

彼の自然体の陽気さが、私の心細さをわずかに緩ませます。

 

『泊まるとこあったよ!めちゃめちゃ高いぞ~~ハハハッ!』

 

『いくら?』

 

 

 

『800元!』

 

 

 

 

 

驚きました。

『高すぎる…。泊まれないわ。』

『カナスは高い宿しかないからな。安くて一泊300元だな!』

 

 

いつのまにか日は完全に暮れていました。

 

 

ユース以外の宿も調べてくればよかった。

心細さ、寒さ、疲れ、空腹…。

昨日の落胆の直後にまた同じような事態で困っている。

なにしているんだ私。こんなに馬鹿な事ってない。

 

他人任せにし、ホステルの事前問い合わせもしなかった。

…だって何もしたくなかったんだもん。

投げやりな気持ちでカナスに来るもんじゃありません。

 

またも自分が嫌になりました。

泣きたくなりました。

こんな気持ちも久しぶりです。

昨日でさえ泣きたくなるという程ではなかった。

 

 

気丈な彼はまた他に電話しています。

中国では人の面倒見の良さに、幾度も助けられています。

どの程度信用していいかわかりませんが、彼を頼るしかありませんでした。

 

 

800元という値段が頭にこだましていました。

知る限りでは呆れるほどの金額です。なんなら昨夜の宿代を軽く飛び越えています。

 

 

バスターミナルの周辺は皆同じ形をしたログハウスが群れを成していました。

そのうちレストランは全て同じネオンで煌めいていました。

 

 

もはやカナス湖にそれほどの価値があるとは思えません。

移動中の車窓の景色の方がどれだけ素晴らしいか。

『中国』に対する嫌悪感のようなものが、一層大きくなりました。

 

 

 

次回に続きます。

 

 

 

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