シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

西夏時代のお寺、大仏寺を見学しよう♪ その1・大仏殿のほとけたち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

 

日本酒大好き。

 

りょうこです♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は中国 甘粛省 張掖の大仏寺についてです。

 

ちょっと小難しい内容かもしれませんが、頑張ってついて来てくださいね!

 

 

 

 

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大仏寺の創建は西暦1098年。西夏王朝によって建てられたお寺です。

 

 

 

 

 

 

 

 

西夏ってなんだ?●

 

 

チベット遊牧民タングートによって建国された西夏

チベット系民族って多数存在するんですね!

 

同時代には吐蕃が勢力をふるっていましたね。

(チベット人初の統一国家が吐蕃ですが、チベット人は紀元前から既に存在していたんです。)

 

 

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画像引用:西夏 - Wikipedia

 

 

 

 

 

 

 

 

詳しい事は知らなくとも、大仏寺の観光を楽しみましょう♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ●西夏の頃は夢の跡。今日の寺構え●

 

 

 

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参道は柳の木がなびいて、影には柔らかい風が写し出されています。

 

 

 

 

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カラフルな骨董屋さんが軒を連ねています。怖くて入りませんでした。

 

 

 

 

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門もカラフルに装飾されています。

 

 

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敷地内には公衆電話が。さびれてます。まだ使われているのでしょうか。

 

 

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現存している建築物は大仏殿・蔵経閣・土塔の三つ。

そのうちの大仏殿の写真です。

 

余談ですがこの写真、構図が右下がりに曲がってます。

この日の大仏寺の写真は右下がりの残念写真がとても多いのですが、身体でも歪んでたんでしょうか。ちょっと心配だぞ、当時の自分!

 

 

 

 

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中国の宗教建築は、日本のものとそっくりに見えますが、近づいてみると結構違うんですよ。

 

 

 

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石造りの壁面彫刻!外枠の装飾は後に東チベットでよく見た絵柄でした~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●涅槃の世界を体感!大仏殿を見学●

 

 

 

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門をくぐると…、

 

 

 

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画像引用:张掖大佛寺_百度百科

 

 

 

体長35メートル程の大きな涅槃仏がいらっしゃいます!

 

 

 

涅槃とは釈迦の入滅を表した像ですが、これは目を開けて微笑んでいますね。

釈迦は不滅だという事を表しているんだそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●お釈迦様を囲う弟子たち。●

 

 

 

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釈迦を囲んでいるのは彼の弟子、十大弟子『羅漢』達。

釈迦の背後にきれいに並んでいるのが十大弟子

釈迦に向かって両サイドを囲んでいるのが羅漢。

 

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下手な図ですが、堂内はこのような配置になっています。

十大弟子と羅漢像の数は、この黄色いマルとは一致していない事をご了承ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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羅漢像。

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羅漢像。

 

 

 

 

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十大弟子

 

 

 

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釈迦の足元と枕元に、向かい合わせて立っていたこの像…。

なんという像だったか忘れちゃいました。

菩薩か耆婆大臣(ぎばだいじん・釈迦の主治医)のような気がします。

 

 

 

 

 

 

皆さんのお顔立ち…、

 

 

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眉は太く弧を描き、大きく無表情な目、分厚く口角の上がった唇。

大づかみでユニークなお顔をされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●中国の仏さま、このお堂窮屈じゃないかしら?●

 

 

 

 

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画像引用:张掖大佛寺_百度百科

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仏像の大きさに対してお堂が少し小さい印象。

大きな仏様に対し壁が近いので、真下から見上げる事しかできません。

 

仏様は窮屈そうに見えました。

それでもお堂は横50メートルの長さなんですけどね。

大きなご本尊を安置するのってタイヘンね。

 

 

 

 

 

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堂内の壁面には菩薩が描かれています。

 

壁の高さいっぱいに大きく描かれた菩薩様。

仏像に合わせた大きさなんでしょうが、狭い堂内なのでやはり近くから見上げる事しか出来ません。

少し遠くから壁画の全体を見てみたい、そんなサイズの壁画なんです。

 

 

それか、近くから見られることを想定するならば、自ずと図像・図柄は小さく細かくなってくると思いますがどうでしょう。

 

 

 

このお堂は、拝観者を想定してというより仏世界のスケールの大きさを表すことが先行したような、そんな印象です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の仏像はお堂にあわせて仏像を小さくし、空間の余白と柱・梁の格子模様、像の曲線美それらのバランスをひっくるめて、仏教世界を表しているものが多いですが、

中国や東チベットで拝観した仏像はとにかく大きく、堂の天井すれすれに頭があるような、そんなものが多い印象でした。

あ、堂や像のカラフルなのは、なにも中国に限りません。

 

 

 

 

 

 

日本の寺院 お堂 - 仏像と空間のバランス例

 ↓

 

奈良 新薬師寺本堂 内部

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画像引用:kazumiの 行ってきました 新薬師寺 (奈良県奈良市)

 

 

奈良 興福寺北円堂 内部

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画像引用:kazumiの 行ってきました 興福寺 国宝特別公開2011 三重塔・北円堂

 

 

 

 

日本ではあえて仏像を小さくし、堂内のスペースを空けることで、仏世界のスケールの大きさを表しているように思います。

 

 

美的感覚・感性の違いと言ったら簡単にまとめられますが、ちゃんと考察したら面白いのでしょうね。

 

 

 

 

 

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