シルクロード絵描き旅

中央アジア・シルクロード。ひとりの絵描きの放浪記。

旅の途中で風邪を引いたお話。in 中国 後編

 

 

 

 

 

こんにちは。りょうこです♪

 

 

 

 

2015年10月2日。 

 

 

 

 

西寧から夏河へ。

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 前回のお話の続きです。

unhuman.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

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悪路に揺れ、おんぼろバスはどんどんスピードが落ちていく。

私は風邪の症状がどんどん酷くなっていく。

 

 

気分が悪い。

予定外にゆっくり進んでいるバス。

早く夏河の宿で休みたいけれど、予定の7時間は大きくオーバーしてしまう。

 

止まらない咳。

私はぐったりするしかありませんでした。

 

 

 

 

 

ついにバスはシューという音を立てて、止まってしまいました。

 

 

あらら…。

 

 

 

ドライバーがバスを降りました。なんとかして修理しようとします。

 

 

30分は過ぎたでしょうか。

 

 

乗客たちは座っているのにも飽き、バスを降りています。

 

 

私は立つ元気もなく、背中を丸めて座っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

『私達と一緒にヒッチハイクして夏河に行かない?バスは直らないわよ。』

 

 

そう声をかけてくれたのは隣に座っていた台湾の学生。

前の席の女の子と二人で旅しているのだそう。

私の体調を気遣ってくれたのです。

 

ありがたく同行させてもらう事にしました。

 

 

私達はドライバーにトランクを開けてもらい、荷物を受け取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶色い岩土を両脇に寄せただけの道路。

見渡す限り茶色い山脈と鉄柱が連なるだけの風景。

 

緑一つない土の上を大きな荷物と共に立ちつくしました。

 

 

 

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しかし、案外すぐに一台の乗用車が止まってくれました。

 

 

 

台湾人二人が交渉してくれているのを、私は後ろで黙って見ているしかありません。あ、咳は止まりません。

 

 

 

 

 

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 夏河への道のりは緑さえも少なく、まるで荒れ地のようです。

 

 

 

 

 

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 咳が止まらない私を、女の子は心配してくれます。

 

 

 

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余裕があれば、この殺伐とした道のりを眺めて楽しんだのにな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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夏河に着きました。

 

 

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観光地だからと、いつものように宿は予約せずにいましたが、

ここでまたアクシデント。

 

 

今は中国の祝日、国慶節の真っただ中。

 

 

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訪ねたユースホステルは満室・満床でした。

 

 

 

 

台湾人の1人は、より安く泊まりたいからと、フロントにテントを張って寝ると交渉しました。

 

テント泊はドミトリー45元のところを35元にまけてもらえます。

しかしもう一人の子がベッドで寝たいと言うので、彼女らは他の宿に移って行きました。

 

 

 

 

私はこれ以上動けないので、ここでテント泊する事にしました。

 

 

 

 

他の宿へ移る台湾人の二人に、私はお礼を言いました。

 

 助けてくれて、ありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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しかしテントは、フロントデスクの消灯時間=夜11時まで設置してもらえません。

それまでの時間、フロントとリビングは旅人のみんなが利用するからね。

 

 

 

 

 

泊まる宿に、部屋のみならず自分のベッドがない=プライベートがない辛さをここに来て体感するとは思いませんでした…。

 

 

 

 

 

 

フロントデスクの共有リビングで、置いてあるギターを触ったり、時たまスタッフと会話したり、日記を書いたりしながら時間を潰していました。

 

 

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(↑日記に“中国語むずい”っていう言葉が見えて、おもわず笑っちゃいました。)

 

可愛らしいバター茶を注文し、日記を書いていると、

 

 

 

 

中国人の旅人の女の子が『あなた日本人?』

と話しかけてきました。

 

中国の小さな街のホステルに、外国人が居る事などめったにない。

行く先々の宿で、外国人・日本人は私1人だけでした。

 

 

 

 

 

その日本人が風邪を引いている、と人づてに聞いたのでしょう。

 

『わたし風邪薬持ってるの。あげるわ。』

 

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…やっぱり中国の人の親切心は真っ直ぐです。

 

 

 

 

先日西寧で買って来てもらった薬は、ちょうどなくなるところでした。

 

 

 

 

中国に来てから現地の人とそりが合わなかったり幻滅するようなことも多々あったけれど、

一方で彼らの親切なしには旅できなかったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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さて、やっと張られたテント、こんな感じです。

 

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うーん、落ち着かない。

 

テントと、中の布団はホステル側が用意してくれたものです。

 

 

 

 

 

 朝、早起きの苦手な私はいつも通り二度寝を決め込んだのですが、

フロントと共有リビングは旅人が行き交い出し、騒々しくなりました。

 

薄いテント一枚隔たれただけの場で、女の子(私)ひとりが

寝れるわけがありません!

 

 

熱が出ていたので汗もかいて、気持ち悪いです。

 

 

 

早々とテントを出ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると、

スタッフが旅人2人組を呼び止めて、

『この子日本人で、中国語が出来ないから、朝食の食べれる所に連れてってあげて。』

 

 

 

上海から来た大学生二人と藏式(=チベット)レストランへ行きました。

 

 

 

 

 

『あれ、あなたたちは注文しないの?』

大学生『僕たちはもう済ませたからいいよ、君のサポートに来ただけだから。』

 

 

当時、チベット文化圏に入りたての私

 

チベットスタイルの朝ごはんが食べたい!』

 

 

 

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出ました!ツァンパ入りのバター茶。

 

 

 

 やっぱりな…という表情の大学生。

 

 

 

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こ、粉が溶けきれていません~!

 

 

 

 

 

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『あなた達もひとさじいかが?』

 

 

………(かき回されるバター茶を見つめる大学生)

 

 

 

 

 

大学生『遠慮しときます。』 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ときおり訪れるアクシデントも、残念な出来事も、

人の温かさで半分笑い話になる。そんな風邪引きエピソードでした。

 

 

 

 

改めて、あの時関わってくれたみなさんに感謝したいです^^

 

 

 

 

 

 

ryoko.

 

 

 

 

 

 

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